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2010年12月25日 (土)

2010.12.1819 奥多摩 (石尾根歩き) 3

19日早朝の幕営地にて。
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横になってみたものの吹き始めた風が気になり中々寝付くことが出来ない。寝袋の中でじっとしていると今度は膝のお皿が冷たくなってきた。つま先も少々寒いような気がする。一度気になり始めると駄目だ。我慢できる程度かもしれないけど不安を残すのは嫌なのでSmartWoolのニーウォーマーを履いた。靴下はSmartWoolのHikingMidしか履いていない。象足等の保温装備は持ち合わせていないのでSealSkinzの防水透湿靴下の重ね履きで対応した。
今回のビバーク地は防火帯で森林が刈り取られている為、この日は一晩中西風に吹き晒される事になった。西から風鳴りがだんだん大きくなりシャングリラのシルナイロンを存分に揺らして東へ抜けていく。しばしの静寂。そしてまた西から風鳴りと共に・・・のループが朝まで繰り返された。時折、隙間風が鼻先を冷やすけれど結露の氷結が風でゆり落とされパラパラと頬に落ちてくる方が気になる。しかし大した問題でもない。自分の吐息が寝袋の口周りを濡らす間もなく凍っていく。氷点下って本当に何でも凍らせるんだな。月明かりで明るいシャングリラの天井を眺めていたら明け方近くに少しだけ眠れた。

 

風の音で目が覚めた。風の強さは更に増しているような気がした。地べたとの隙間に目を遣るとそこから青白い光が漏れている。どうやら寝ている間に朝は来ていたようだ。

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風に叩かれバサバサと音を立てるシャングリラの中で魔法瓶からポットに水を注ぎ入れて湯を沸かす。それにしても寒い。鼻水がぽたぽたと垂れてくる。放っておけば鼻水も凍るのかな。

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太陽の光が温かい。谷甲州の「惑星CB-8越冬隊」を思い出した。

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シャングリラでここまで風に吹かれたのは初めての経験。それにしても、寒い。淹れたてなのに直ぐぬるくなる珈琲を飲んで早期撤収を決意する。朝食は少し下った避難小屋で摂る事にした。

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樹林帯に入ると無風状態。この差は何だろう。

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避難小屋前で7:46。急いで降りれば水根バス停9:52発の奥多摩駅行きバスに間に合うかもしれない。コースタイムは3時間弱。2時間あれば、と見当を付けて朝食は摂らずにそのまま水根沢林道を目指して小走りで行く。昨夜読んでいたのが忍者小説だったので小走りも楽しい。これが出来るのもULだからこそ。

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途中、水根沢の渓谷美にしばし歩みが止まる。今度来る機会があったらのんびりと歩きたい、そう思わせる渓谷だった。

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9:37水根沢集落に下山。

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奥多摩駅手前で途中下車して目星を付けていた日帰り温泉に向かったがお風呂は14時からと言われる。三河屋さんは11時からなので駅まで歩きもえぎの湯に向かった。そして風呂上りに肉天を求めて駅前の喫茶「こうらく」に行くと今度は臨時休業。今日はついていない。こんな日は素直に家に帰るのが一番、と思い奥多摩駅に入った。いつもは乗り合わせが悪く待たされるけど今日はたいして待たずに電車に乗れたので良しとしておこう。

石尾根三山辺りをふらふら歩いただけなのに楽しかったなぁ。初めての氷点下ハイキングも経験できたし。

 

今度再訪する時は雪化粧しておいてね。ありがとう。そして、来年もよろしく。

   

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コメント

素敵な山歩き、山泊まりで今年をしめくくられましたね。

ところで、シャングリラって長辺(横)下の真ん中がペグダウンできなかったと思いますが、そこもペグダウンできるとバタつきを抑えることができそうですね。他のテントでも山になっているラインの下部だけのペグダウンだとどうしてもバタつきます。

mobyさん、どうもです。

メジャーもメジャーな峰谷からの鷹ノ巣山だったのですが十分に楽しめました。
どうやら独りで野営が出来れば満足できる脳味噌らしく何かと忙しいこの時期は助かりますw

氷点下でシャングリラを使ってみて思ったのですが結露が即、凍結するので
寝袋やダウンのフードを濡らす事なく夏より快適に過ごせました。
多湿な日本では夏より冬のほうが使いやすいかも、と思ってしまいました。
まぁ、シングルウォール全般に言える事だと思いますが。
厳冬期の経験がないので今冬に試してみようと思っています。

自分もシャングリラの長辺の真ん中辺りに細引きのループを付けて張っています。

好天の下、最高のユルユルとしたハイキングですね~
最近、そう言うのしてませんな・・・

貧乏性なのか連休でテント泊できるとなると遠征してしまい
日帰りも最近は遠征ばかりです・・・
下山も目一杯いれるだけ山にいようって感じなので・・・

しかし黒部以来、泊まりで山に入っていないと言う
悲しい現実・・・

あぁ石尾根歩きたいなぁ

やはり何度も目覚めてしまいましたか。
私もそうですが、キャンプで朝までぐっすり眠れる方が羨ましくて仕方ないです。
どこでも眠れるようになってこそ、旅慣れた男って感じがするんですけどね~。

忍者小説、私も少し前にハマってました。
おかげで伊賀や甲賀、真田忍びなどに詳しくなった自分がおります。
さらに時代小説の影響で、日本酒の冷やが飲みたくなっているというのも、
もはや隠してはおけない事実でございます、ハイ。

やはり厳冬期の山中でもシャン1を試さなければならない時が来ましたね・・・。

samantha802さん、どうもです。

いやいや、日帰りでも遠征に行くsamantha802さんタフネスっぷりに
漢の背中を見るわけですよw
自分は電車でしか行けないので結果”ユル”ばかりなのです。
たまには遠征行きたいです。

もし中央道の深大寺バス停でJam2背負ったヒッチハイカーが
親指立てて待っていたら乗せて行ってあげてくださいね。

あ、間違えて中指立ていたとしても、ですよ。

ようようさん、どうもです。

自分もぐっすり眠れたこと無いんですよね。それなので毎晩、ここぞとばかりに
溜まった小説を乱読しています。

>旅慣れた男って感じがするんですけどね~

同感です。今度は家で使っているパジャマと枕を持って行こうかしらん。

>忍者小説、私も少し前にハマってました

今回は後北条の風魔党と甲斐武田の乱波物でした。
舞台は何とあきる野周辺ですよ。奥多摩男(オクタメン)なら必読です。
ORの忍者バラクラバとフラッドラッシュスキンメッシュTを着て読んでました(嘘

はじめまして。

ちょっと下の方で写真撮っていたら、黄色いのが見えました。ULな方だろうなって。

日没→月夜→日の出が最高の日でした。

覚えてます。月明かりの中、吹き晒さらされた夜でしたね。

sugisiさん、はじめまして。そして、どうもです。
以前から「SUGISIの足跡」を読んでましたよ。

”お、モンベルのツェルトだ”
気になったので横を通過した時にそれとなく気配を探ると(失礼
中で何か蠢いているのを確認しましたw
かなり冷え込んだ翌朝に見た緑のツェルトはsugisiさんでしたか。

どこかのトレイルでお会いできる事を願っています。
そして今後とも色々教えてください。


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