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2011年2月22日 (火)

2011.0219.20 奥多摩Deep West(雲取、飛龍、丹波天平)1

小袖乗越にて。

RIMG1160

週末に嫁の仕事が入ったので独り奥多摩へ。今回は急遽決まった話なので”とりあえず奥多摩”のセオリーを踏んで鴨沢から石尾根に取り付き雲取山を目指す人気のルートを歩こうかと。そこから何処に降りるかは状況によって。週始めに雪が降ったので積雪もある程度は期待しつつ、ちょこっと奥に入って雪上幕営の練習でも出来たら良いかな、と。まぁ、今回のテーマはシンプルに雪上幕営で行きます。雪が多かったら奥多摩小屋でのんびりしても良いかな。最近は静かな独り歩きばかりだったので色々な人間模様でも眺めながら石尾根をのんびりと。そして雪が無ければ雲取山から更に西の方。雪を求めて奥多摩Deep Westへ・・・

 

奥多摩駅8:35発の鴨沢行きのバス車内にて。

”雪はどうかしら”

”木曜日に雨降ったらしいわよ”

”もちろん雪に変わったんでしょ?”

”それが雨だったのよ。だから上の雪はシャーベット状らしいわよ”

何だって。シャーベット状とは何事だ。それでは雪上幕営訓練出来ないじゃないのか。まぁ、飛龍山の方に向かえば雪はあるはず。水は3リットル担いでるし状況次第では横道にそれても良いかな、なんて言ってると早速、鴨沢BSに到着。みんなゲイターを装着したりストレッチをしたりと準備に余念が無い。僕も軽くストレッチをしてゲイターを装着する。何はともあれ石尾根に上がらなければ。9:19スタート。そしてバス停から軽くひと汗掻いた9:50、小袖乗越でレイヤリングの調整をしていたハイカーと言葉を交わす。

”思ったよりも暑いね”

ここで僕もArc'teryx Atom LT VestとORのRadiant Hybrid Hoodyを脱ぎGolite Mid-Weight Drimove1枚で歩く。これでも暑いくらい。

トレイルがはっきりしているので地図にはあまり目を落とさず高度計を確認する程度で石尾根を目指す。堂所を過ぎた辺りから雪が目立つようになってきたが雨の影響か所々でアイスバーンを確認する。ここでKahtoola Micro Spikeを装着。今回はSpiderではなくてMicro Spikeにしたのは飛龍方面へハイクを想定しての保険の意味もある。チェーンががっちりと雪を噛んでくれるはず。

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奥多摩Deep Westに入るなら七ツ石小屋は巻く。

<RIMG1175

12:20ブナ坂到着。地面が露出している状態。これでは奥多摩小屋は厳しいかな。

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ここで小袖乗越で挨拶を交わしたハイカーと再開。言葉を交わす。

”どちらまで?”

”お、奥多摩小屋かな?冨田新道?・・・”

”僕たちは雲取山荘を目指しますよ”

ここで色々と情報交換。今回、雪上幕営の練習に来た事や最近のハイキングの事など。そしてお互いの素性を明らかにして更に会話が弾む。彼らは雲取山荘に行くのか。そういえばあそこで張った事無いな・・・。僕が雲取山荘を好まないのは折角登った山頂から30分程度降らなければならない、という理由に他ならない。稼いだ高度がもったい無いのだ。しかし最近のソロハイクでの人恋しさからなのか、雲取山荘も楽しそうだしなぁ、との思いが頭を擡げる。でもせっかくの休みに邪魔しちゃ悪いしね。奥多摩小屋と冨田新道のちょい奥をチェックして雪が無ければ三条ダルミ方面に抜ける。そうしよう。それなのでブナ坂で昼食を摂るというtiyodentiman さん(以下、tiyoさん)コンビと別れを告げて独り先に進む事にする。

石尾根はこんな感じの状態。雨の影響で最悪の雪質。ジャリジャリの状態で足に絡んでくる。そう、まるで塩田の中を歩いている感じだ(歩いた事無いけど)。

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奥多摩小屋13:02。この雪の状態ならば富田新道も同じ様な感じか。雲取山荘は北側だから少しは雪残っているかな。

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奥多摩小屋で湯を沸かしながらぼんやりと”雲取山荘行も良いかな”なんて思い始めてたところにTiyoさん達が追いついてきた。言葉を交わして自分も後を追うことを告げるとキラキラした笑顔で”待ってますよ”と一言。ありがとう。言って良かった。それじゃ、とTiyoさん達の後ろ姿を見送りながら湯沸しを再開する。ステルスだと水は貴重品。しかしテン場なら水がもらえるはず。少し気が大きくなり贅沢にもお茶を2杯も飲んでしまった。水の心配が無いって素敵すぎる。

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それにしても石尾根は人の交通量が多い。ひっきりなしに人が通り過ぎる。でも嫌な気はしない。そんな賑やかさを求めて石尾根に来たわけだからね。通り過ぎるハイカーを横目に2杯目のお茶をずずっ、と飲んでいるとひと際背の高いハイカーが横を通り過ぎて行く。犬を1匹連れて。興味を引かれて覗き込むと犬も振り返りこっちを見返した。値踏みをするように視線を送りぺろりと鼻を濡らした。更に食い入るように視線を送ると犬は飼い主との距離の開きを感じたのか僕から視線を外し小走りで長身ハイカーのすぐ後ろ、いつもの定位置に戻って行った。犬だ。気になる。僕は無意識に撤収作業を始めていた。彼らに追いつかなければ。何故か分からないが心よりも身体が先に動いていた。急いでバックパックを背負い彼らの後を追う。しかしとき既に遅く、彼らは早くも視界の先からは消え失せていた。

RIMG1201

気を取り直して石尾根トレイルを北へ向かう。そして小雲取手前まで行き富田新道の分岐から奥の方を覗き見る。今度はここから上がってみるか、と思いながらもやはり先程のハイカーと犬が気になる。そうだ、今日は雲取山荘で幕営だ。富田新道なんて次回で良いのだ。そうだ、トレイルに戻って先を急ごう。雪の感触を確かめながら進んでいると避難小屋手前の急坂のスイッチバックに1人と1匹を発見した。僕も後を追い雲取山頂上まで上がると長身のハイカーと犬1匹が休息中だった。

RIMG1204 オッス!あたいLeeってんだ。よろしくね!


挨拶を交わしてお話を伺うと1人と1匹はAkiraさんとボーダーコリーのLee(♀)。今までのハイキング話やらLeeの事で色々とお話を聞いていたらかなりときめいた。なんとLeeは富士山や赤岳、瑞牆山なども登頂済みの手練ワンコなのだ。僕なんかとは比べ物にならない。ハイカーの先輩であり、芸人システムで言えば姉さんに当たるワンコだ。しかしLeeはハイクの途中のトレイルで肉球を少し切ったとの事でテンションはやや低めだ。今日の予定をAkiraさんに聞くと特に決めていない、との事。tiyoさん達も先に行ってる事だし雲取山荘での幕営に誘ってみると快く快諾してくれた。そして僕らはLeeが骨っ子を食べ終わるのを待って一緒に山頂から雲取山荘に降りる事になった。

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Akiraさんはいつも相棒のLeeと山を歩く。LeeはAkiraさんの後ろを歩くのが大好きだ。今回は僕が一緒に歩く事を果たしてLeeは許してくれるのだろうか。そんな事を思いながら雲取山荘に向け高度を落としていく。Akiraさんの後ろをLeeが歩き、Leeの後ろを僕が歩く。2人と1匹。Akira&Leeはアイスバーンを物ともせずに歩いて行く。後ろを歩く僕が少し遅れるとLeeが振り返りこちらの様子を伺っている。立ち止まる僕。Leeはぺろりと鼻を濡らした後、クイ、クイッ、と鼻招きをした。受け入れてくれた。Leeが認めてくれた。よし。殿は任せてくれ。お前の後ろは俺が守る。

2人と1匹。ぐんぐんと高度を落としていく。さあ、雲取山荘まであと一息だ。

奥多摩Deep West(雲取、飛龍、丹波天平)2へ

Pink Floyd / Seamus

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コメント

おぉ!トレイル上で良き出会いがあったようですね。
いつもひっそりとした場所を歩かれているので、
たまにはメジャーなルートもよかったのではないでしょうか。

それにしても8:35奥多摩発のバスに乗り、奥多摩小屋13:02とは。
それに対し6:50奥多摩発のバスで12:40奥多摩小屋の私って。
jackieさんは快足ハイカー?それとも私が鈍足ハイカーなのか??

むむむ、これからはハイドロチューブで水分補給しつつ、
脇目もふらずに斜め下だけを見ながら歩くようにしますよ・・・。

待ってました~(笑)

ようようさんが仰るように奥多摩小屋まで早いですね~。

オイラも軽いって自由に任せてペース上げて歩きますが途中遊んだり小屋で漫画読むので15時着くらいですね(苦笑)

雲取のテン場、自分もあまり好みじゃないので奥多摩小屋のテン場でノンビリして夜明けから雲取登って西に下るか七つ石経由で尾根伝いに奥多摩に歩きますね。

しかしこの時期… すごいルート歩きましたね(笑) 三条の湯に下るのが定番ですが更に奥ですか… お店でバテてたのが納得です

先日はどうもでした。ブログ読むの楽しみにしていたのですが、いやー、楽しませてもらいました。自分たちのことなんだけど、客観的に楽しめましたよ。文章上手ですよね。それにしても奥多摩小屋でそんなに見つめられていたとはw

石尾根の雪はイマイチでしたね。僕は七ツ石山もとおってきたのですけど、山頂あたりの雪はよかったですよ。しばらく開けた斜面でLeeと走り回ったりして遊んでました。

ようようさん、どうもです。

何ですかね。人恋しかったんですかね。
石尾根は賑やかで楽しかったです。
子連れハイカーとおしゃべりしたりと良い気持ちになりましたよ。

早いですか。メモ見るとブナ坂12:20ですね。
間違いはないと思います。
一応、休憩無しで登りましたよ。
あ、でも写真撮るふりして休んでましたw

カイさん、どうもです。

雲取山荘は山頂から下るのがね。
僕も奥多摩小屋から早朝に上がるのが好きですね。
体調が悪ければ三条の湯に降りるエスケープルートもあるので
精神的に楽なルートだと思いますよ。
今回は別でしたけどw

akiraさん、どうもです。

お褒めの言葉が僕の行動食なので有難いですw

七ツ石山はスルーしましたw
あそこの雪は良かったんですね
その頃Leeはまだ元気だったのか・・

うわ!Leeじゃないですか! びっくり。左前脚がちょっと血に染まってますね。

roadman71さん、どうもです。

どうやら鹿の気配を追いかけて行って
帰ってきたら切ってたらしいです。
でも2日目には歩きながら治してました。
山シャチ恐るべし、ですw

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