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2011年4月17日 (日)

2011.0409.10 奥多摩Deep South 笹尾根歩き2 (三頭山から高尾山)

Woke up this morning I looked 'round for my shoes
        You know I had those mean old walking blues ♪ 
”Walking Blues” Robert Johnson

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あづま屋に入りバックパックは下ろさずに腰を降ろす。休憩中も結構バックパックを背負ったままでいる事が多い。それにしても雨風が気になるなぁ。重い腰を上げてあづま屋から外に出る。まずはタープ張れるフラットを探さなきゃ。
濃霧で視界の効かない浅間峠をウロチョロと検分しているといきなり人影が現れた。それも高尾側からだ。この天気、この時間に?姿を表したのは三鷹の常連さんで”鳥を見る人、そして鳥の声を聴く人”こと@hikerbirder だ。奇遇にも彼は全く同じルートを逆から歩いてきた。まて、逆って。それって登りルートじゃないか。やばい。僕の下りメインのヘタレルートが公になっていまうではないか。奇遇ですね、って、そんなことよりも@hikerbirder(以下バダさん)、これからどうする?

二人して屋根の下に戻り状況を分析する。今日のバダさんの幕はMLDのDuoMid。こっちはIDのシルポンチョ。共に床なしだ。見つめ合う二人。気が付いた時にはあづま屋の中にビビィを広げていた。

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僕はTitanium GoatのPtarmigan Bivyに三鷹のDown Bagを仕込んだ。因みにバダさんのは幕と同じMLDのSuperVent Bivy。秋にMLDが発売したが年末には消えた幻のビビィだ。仕込んだシュラフは何だったのかな。この作業を行いながらも既にバダさんは湯を沸かしている。そうだ僕も湯を沸かさなきゃ。トランギアをセットしてまずは甘い紅茶を2杯。今日初めての温かい飲食だ。冷えた身体と渇いた喉には甘い紅茶が良い。喉通りが違う。喉仏を脅かさずに体内に染みこんでいく。ぐびぐびと紅茶を飲みながらメモを整理したりトレイルミックスを噛み砕きながら一息入れていると既にバダさんは湯気の向こう側。旨そうに温かい素麺を啜っている。それも味噌仕立てだ。それを見て僕も晩飯の用意を始める。えっと、食料袋は何処行った?それにしてもバダさんは一連の動作が流れるようで素晴らしい。ビビィ周りも僕と違い整理整頓されているし。ゴミ袋パックライナーの奥に仕舞われていた食料袋を救出、さっそく僕も晩飯作りに取り掛かった。今日の晩飯はパスタ。最近乾燥米の袋飯が多かったのでラグジュアリー感を狙ってのパスタ。ソースはローソン100で購入した逸品「ほぐしカニと完熟トマトのクリームソース」だ。

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今回はパスタ用にトランギアのミニセットを持参した。まずはボイルしたパスタをアストロホイルで作ったZiploc Twist'n Loc Cozy に入れておく。そして茹で汁でインスタントのコーンスープを作り、更に残った茹で汁でレトルトのパスタソースを温める。もちろんアストロホイルで作った鍋用Cozyに入れての保温調理。コーンスープを飲みつつ5分ほどレトルトを温めてパスタの上に掛ければ出来上がり。よし。うまく行った。

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茹で汁も再利用、更に保温調理となると水、燃料共に使用料を抑えられる。今後の食事カードの1つになる事は間違いない。クピルカも合わせて更なるラグジュアリー感を楽しむ。

既に食事が終わりデザートの乾物を口に放りこみ明日のトレイルに想いを馳せるバダさん。逆ルートだもんね。お疲れさん。

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辺りが暗くなる頃には僕の食事も終えてスモークタンとチーズを肴に赤ワイン。おしゃべりしながらランタンに火を灯しワインを啜る。

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流石に徹夜明けのハイキングだっただけに酒の回りが早い。お互い寝袋にくるまりながら話し込んでいると真っ暗の雨の中トレイルランナー数人走ってきた。先頭のインストラクターと思わしき人があづま屋で寝ている人が居るからライト照らさないように、と後ろに指示をだした。横にはなっていたけれどもまだ寝てはいない。しかしそのように言われたのでは会話も途中だったけど寝たフリをしなければならない状況に追い込まれた。どうするべきか、などと息を潜めて寝たフリをしていたらどうやらそのまま眠ってしまったようだ。

一度、大地の揺れを感じ目が覚めたが起きずにまた眠る。

ふと目が覚めて辺りを見渡す。霧で真っ白だ。雲の中にいるみたい。真っ暗だけれども霧の白さが解るのはなんでだろう。静かに身を潜めていると微かながらも光の点滅を感じる。光源を捜してみると携帯電話がランプを点滅させてメールの受信を知らせていた。携帶に手を伸ばしをメールを確認すると今朝、三鷹駅で遭遇した@Hrk_55 からだった。アンテナ1本が消えたり戻ったり。ミノフスキー粒子が大分濃いようだ。しかしメールの交信なら何とか出来そうだ。

”今どこまで進みました?” ”こちら浅間峠でビバーク中” ”よく頑張りましたね”

”明日9:30に陣馬山でまっています。浅間峠からコースタイムで3時間ですよ。それではお休みなさい”

メールでの交信はこれで終了した。6:30に浅間峠を発てば良いわけですね。って僕のハイクだぞ。わかりましたよ。行きますよ・・・

携帶のバックライトのお陰で目が冴えてきてしまった。寝付けないので寝袋から顔を出して浅間峠を再度見回してみたが結局、霧に阻まれて何も目には入ってこなかった。相変わらず、雲の中にいるようだった。

 

 

奥多摩Deep South 笹尾根歩き3へ

 

Clouds (Nuages) / Django Reinhardt




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Justgiving「ハイカーによる東北太平洋沖地震復興支援」

今、自分が出来る範囲で。一人より皆で集める元気玉。

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コメント

バダさんと合流されてましたかw
ここのあずま屋 いいっすね~
チェック♪チェック♪

のりじむさん、どうもです。

そうなんですよ、バダさんですw
大体、あのお店に行ってると誰かと繋がるんですが
それが今回はのりじむさんで繋がったわけですね。
本当に偶然でした。

同じ屋根の下で雨宿り。翌朝、別れる、みたいな。
とても素敵な出会いだったと思います。
これはソロハイクの魅力の1つですね。

バダですw
ハイカーズパーティに向けてかっちょ良く決めたトレイルネームが捨てハンになってしまいそう(涙

三大トレイル論は残念でした。選にもれたけれど、僕はこの道が好きです。
こうして逆方向に歩く記事を読んでみると、トレイルの印象が変わりますね。
続きも楽しみにしてます。

そうそう、やはり甲武信の記事は面白かったです。ビビやめて、これからもポリ袋で頑張って欲しいなw

バダさんwどうもです。

便宜上バダさんを使ってしまいました。
正確にはバーダーさんですもんね。すみません。
まぁ、のりじむさんもバダさん、って言ってますしw

今度は奥多摩近辺でも一緒に同じ方向で歩きましょう。
その時はもっとスマートにスタイリッシュにパスタをボイルしまくりますよ。

え、あとポリ袋はもういいですw

ちょっと!!どういうことですか?!
雨と分かりきっている中をスコミッシュとポンチョで出かける潔さ
雨が降っている中で床無しポンチョタープ泊する
jackieさんに感動していたんですよ、私は

それを何ですか!!
こんな人工物に泊まっちゃって!!

samantha802さん、どうもです。

え、なんですか。
侍なんですよ、僕は。
据え膳食わぬは男の恥ですよ。
あとベンチがカウンターの様で調理が楽でしたね。
快適でしたよ、本当に。
大体、濡れるの嫌いな水恐怖症ですからね。

え、タープのテスト?ポンチョで?
そんな事、言ってました?
最近物忘れが激しくてね・・・

ごめんなさ〜い!代表して謝ります〜
幕を張らないことに若干の敗北感を感じつつ、素敵なお屋根にノックダウン・・・
お詫びに屋根なしでビビ寝オフでもやりますかねw >ジャキさん

バダさん、再度です。

>samantha802

常にフルスイングで本塁打を狙っているんですけどね。
今回は突然の変化球に体勢を崩されながらも
ライト前にポテンヒット、そんな感じですか。
しぶといハイカーなんですw

>バダさん

ビビ寝いいね。
そうそう、あづま屋も全部記載されてるガイドブックがあるらしいですよ。
え、屋根なしで?
そうですね。また怒られても困りますしね、がはは。

初めまして。

赤ワインと特売半額のプロシュートで良い気持ちになっていたら、こちらに辿り着きました。
十八~二十歳の頃、陣場尾根や笹尾根でビバークしたことを思い出し、少し興奮(笑)。

もう五十代に入りましたが、またツェルトと軽量シュラフで冬に挑戦したくなりました。

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