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2011年7月17日 (日)

2011.070203 奥秩父(雁峠~雁坂峠~甲武信岳)2

梅雨の合間の奥秩父周遊ハイク、2日目。

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破風山避難小屋に到着する頃には霧なんだか雨なんだかよく分からない天気になっていた。一応、タープを張れるスペースを確認してから避難小屋に潜り込み荷を解いた。雨で濡れた靴を脱いで裸足になり、バックパックからマットを取り出しゴロリと横になると一気に脱力感が襲ってきた。隣に目を遣ると山と道75gマットの上にBPLのUL60 Quiltを敷き寝床の準備を済ませたハヤトがSanpo's CF StoveとCaldera Coneの組み合わせで蒸気を上げていた。

”僕の中では、休憩イコール食事、です。”

と、言い切ってチリトマトヌードルに湯を注いだ。

不意に屋根を叩く雨音が激しくなった。Leeが鼻を突き出し湿った風の匂いを嗅いでいる。何とか避難小屋まで辿り着けて良かったわ、なんて思いながら反対側に目を遣るとアキラさんが外を眺めている。

”この雨じゃタープ無理だよね・・・”

僕も出来れば外で寝たかったけど、流石にこの雨じゃ無理でしょ。まずは温かい飲み物でも淹れてゆっくり考えようぜ、アキラさん。

ハヤトに遅れて僕等2人も湯沸し作業に入った。アキラさんはSanpo's CF Stoveを放置台にセット。僕は初の実戦投入となるMYOGのジャキ・ストーブに火を入れた。

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今回持参した二号機は400cc程度の湯沸しに限って言えばトランギアといい勝負をする結構火力の強いストーブに仕上がった(一号機は全く使い物にならない代物だった)。砂糖をたっぷりと入れた紅茶を飲んで一息ついた後、早速、晩飯の準備に取り掛かる。

今日の晩飯はパスタと茹で汁コーンスープ。パスタソースはカルボナーラで。食後のデザートには無印良品のミルクマフィンを持ってきた。

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トランギア・ミニセットにアストロホイルで作ったコジーを使い約5分間の保温調理。

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晩飯を食べながら3人でおしゃべりしている横でLeeが鼾を掻いて寝ている。あれだけ鹿を追っかけていれば4本足とはいえ疲れるよね。覗き込んでも起きやしない。そして食事が終わり片付けをしていると一足先に食事の済んだハヤトが眠りに落ちたようだ。Leeよりもかなりラウドで、恐ろしくソリッドな鼾音だった。前日までかなりタイトなシフトをこなして土日休みを作ってきたらしい。お疲れさん。それに今日はかなりの奮闘っぷりだったからね。

そのあとアキラさんと食後の珈琲を飲みながら少し話をしてると僕も瞼が重くなってきたので僕もMTKトップキルトに身を埋めた。せっかく担ぎ上げてきたワインや日本酒も開けず、そのまま眠落ちてしまった・・・。

午前1時頃、寒さで目が覚めた。避難小屋の開け放っていた扉の正面に頭を向けて眠っていたので肩ぐりが寒くてしょうがない。ダウンジャケットの代わりに持ってきたArc'teryx Atom LT Vestで肩ぐりを保温、再度の眠りに就いた。

翌朝、目が覚めるとアキラさんが外から戻って来た所だった。”一応、晴れてるよ”と言われて表に目を遣るとうっすらとした青空が目に入ってきた。起き上がり表に出ようと靴を引き寄せるとまだ湿っている。ゴア靴は濡れると本当に乾かない。防寒で防水ソックスを履いて寝ていたのでそのまま靴を履いて表に出た。

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雲海も出てる。日の出前のこの時間が好き。風の匂いもね。しばらくベンチで微睡んでから小屋に戻り朝食の準備に取り掛かる。玉子2個使った目玉焼きとベーコンのロコモコ。しかしベーコンを炒めたところまでは良かったけれども、玉子2個の玉子を使った目玉焼きはひっくり返すのが難しい、ということが事が判明して結局、スクランブルエッグした。

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親子丼、って言っておけば良かったかな。

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ジャキストーブは使える。必要にして十分。

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片付けを済ませて小屋の外に出る。丁度、朝日が登ってきた。今日の行程は甲武信ヶ岳に登るだけ。嬉しいような寂しいような・・・。

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振り返ると破風山の避難小屋は雲の中。

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*これ以降、カメラの調子が悪く、写真が少なくなります。

甲武信小屋に到着して店番のづめさんに挨拶。荷物をデポらせてもらい甲武信岳へ向かう。

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甲武信岳の頂上に立つと雲が晴れて西に伸びる奥秩父縦走路が見えた。去年の秋に歩く予定だったトレイルだ。あの時は雨でやられて撤退したんだよなぁ。3人で頂上のベンチに座り、今回のハイキングでの一番の展望をしばらく眺めていた。

甲武信小屋に戻りポカリスエットを購入。づめさんと常連さん達に挨拶を済ませて戸渡尾根へと向かう。あとは今まで通り、各自のペースで歩く。途中の分岐に差し掛かったところで進路を決める。夏休み感を満喫するのなら、ということで廃線路がありスタンド・バイ・ミー度の高い近丸新道を選んだ。

酷く長い急坂を下ると沢に出合う。ここで遅れているハヤトをアキラさんと二人で待つことにした。ここまで来ればあとはもう少し。最後はのんびり3人で歩こう。下まで降りてくると今までの天気が嘘のように夏の日差しが照り付けている。僕等はLeeと棒投げ遊びをしながらハヤトを待つ。棒を投げればLeeは全力疾走で川に飛び込む。流れが強く棒切れの回収率は低めだけどそんな事は関係ない。回収できずに困惑するLeeを見て僕等は大笑い。それにしてもここまで降りてくるとヒグラシの声が喧しい。僕は遅れているハヤトの事が気になり近丸新道の取り付きを眺めていた。暫くすると上の方から降りてくるハヤトの姿が目に入った。ストックを左右に突きながら大きな身体を揺すりゆっくりと降りてくる。こっちの存在に気が付いたハヤトがストックを振り上げる。僕は素足で川に足を突っ込んだまま手に持っている棒切れを掲げてそれに答える。その棒切れに反応するLee。遅れていたハヤトを心配していたアキラさんがそれを見て苦笑する・・・。

ヒグラシの鳴き声が不意に大きくなった。まだ梅雨明け宣言は出されていなかったが、その時、僕は旅の終わりと夏の訪れを感じ少し切なくなった。

 

初顔合わせのこのメンツでどうなるかと思ったけれども3人でかなりスイング出来きたし最高のハイキングだった。色々と忙しいと思うけれども、また一緒に行きたいな。

 

で、その時は何処行こうか?出来ればワインが流れてる沢があれば良いんだけどなぁ・・・。

 

こちらこちらも。 

 

Canned Heat - Going Up The Country


 
 

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Justgiving「ハイカーによる東北太平洋沖地震復興支援」

今、自分が出来る範囲で。一人より皆で集める元気玉。

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コメント

なんだか読んでて泣けてきました。

お三方に常に遅れを取り待たせてしまったこと
もはや恒例となった感のある鼾による被害

都合よく楽しいことだけおぼえていたところに一気にいろいろ思い出しました。

でもそれを含めてもほんとうにたのしかったです、最高に。

30半ばを過ぎたおっさんたちが一緒に行動してこんなにも思い出に残り、
こんなにも感情をゆさぶられる、
山登りっていったいなんなんですかね。


チュンレスさん、どうもです。

ファズの効いたベースが走るかの如く、でしたw(嘘
まぁ、耳栓持ってるので問題なく眠りましたよw

奥秩父は静かで山や森に浸るにはベストなエリアだし
まだまだルートは沢山あるからまた奥秩父ハイクしましょう。

>山登りっていったいなんなんですかね。

何だろうね。よし、そいつを探しに山行こうぜw

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