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2012年5月 6日 (日)

2012.0421.22 NUL hike tour in KITAYATSU2012 その1

八ヶ岳へ向かう車内にて。

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ハイカー同士の集まりで飛び交う社交辞令の一つに”今度一緒に行こうぜ”というのがあるんだけど。もちろん受けた側も”OK!イクイク”と返す訳で。まぁ、結局、実現しないで終わるのが定説なんだけどね。でもどうやら今回は違ったみたい。”NULいの行こうぜ”と声を掛けてくれたのは「上城山岳隊のニゴちゃん(2go)」、ことJackthemouth。参加メンバーも知った顔ばかり。OK!イクイク。ちょうど同時期に”HBM(Hiker&Blogger Meeting)”という集まりで仲良くしてもらっている「Ridgeのクロちゃん」ことkurosawaくんと八ヶ岳にスノーハイキングを計画していたので一緒に誘ってみよっと。 

企画の立案当初はピラタスロープウェイで一気に標高2233m!だったけれどもどうやら当日はGW前の整備調整とやらで運休らしい。ん?ちょっと待て。NULの本丸「ピラタスロープウェイ」が使えないならどうやってNULく2000mまで行くんだろ。もしやこれはニゴちゃん言うところの「歩いて登るパティーン」ってやつかな。それと出発前に分かった事なんだけど今回のNULハイク、どうやらスノーシューが必要みたい。今まであまり興味なかったから買う気も起きなかったけど北ヤツの積雪量は 1.5m。今シーズン最大の積雪量らしい。スノーシューを履けば”NUL”かもしれないけど無ければツボ足。そんなの”HEL(L)”(地獄ハイク)じゃない の!と、何とかバダさんからスノーシューを借りる事で地獄からの脱出に成功。てかスタート前から全然”NUL”じゃなくなってる!

 

そうそう、ところでクロちゃんはスノーシュー持ってたっけ?

 

”え?みんなスノーシューですか?ジャキさんも借りた?ぼ、僕はワカンで行きますよ”

 

検討を祈る。

 

今回、一緒にハイクしたのはJackthemouthbibilene2HanHanzuccaKurochan。合計6人。今シーズン最後のスノーハイキング「NUL hike tour in KITAYATSU2012」、スタートです。

 

茅野駅で他のメンバーと待ち合わせ。

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チャーターしたタクシーで女神茶屋へ向かった。

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女神茶屋で装備を整える。

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蓼科山目指してHike Up!

 

暑っ!速攻で脱ぐ。ウールのタイツもw すっかり春山、というか夏山。

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ってか雪あるの?俺らだけスノーシューとか担いじゃってるけど。上からちらほら降りてくるハイカーの特異な目に晒されてる気がする。そういえばさっきすれ違ったカップルの女なんかは失笑してたような気が。

そんな事にはメゲずに歩いているとやっと雪がちらほら。みんなの顔にも少し自信が戻り始めた。大丈夫、俺らやれる子。

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腐った雪と岩が露出したアイスバーンの急登を重いスノーシューを担いだ一団が登る。降りてくるハイカー達のクールな視線を受けつつ僕らは登る。大丈夫、俺ら間違っちゃいない。

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上からまたハイカーのパーティーが降りてくる。もう失笑なんて慣れているぜ、と下を向いてやり過ごそうとしたら

”あら?もしやジャキさん?”

声の主はFBやTwitterで絡んでもらっているYukoさんご一行。お互い蓼科山に行く事は知っていたから、会えるかな、って思いながら登っていたのだ。こういった出会いは嬉しいね。山頂は雪ちゃんとありますよ、と情報を聞き、俺ら一同が歓喜したのは云うまでもない。

急登に差し掛かってから1時間ほどだろうか。ちょっとしたフラットで休憩していた時に誰からともなく

”もうさ、重いからさ・・・スノーシュー履こうぜ”

確かに。トレイルも雪が着いてきたしね。僕はバダさんに教わったつま先とスノーシューの隙間、に注意しながら初めてのスノーシューを装着した。かっこいい!

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装着してる時に降りてきたハイカーが言う。

”あら、スノーシューいいですね”

やっぱり!さっきまですれ違うハイカーたちは別に失笑してた訳じゃないんだ!きっと僕らが羨ましかったんだ!失笑してたカップルの女も実は僕らをみて微笑んでいたんだ!きっとそう。

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初めてスノーシューを履いてみたけど完璧に舐めてた。てっきり真っ平らな雪原をゆるくランドネウォークするもんだと思ってたけど全然違う。登板能力が凄い。特にヒールリフターを効かせた時のスノーシューは半端ない。雪山の上りで全然使えるじゃないの!僕は猛烈に感動した。これなら積極的に雪山で使えるわ。この性能なら重くても担ぐ価値がある。来年は買う。厳冬期なら長澤背嶺でも使える。着脱の多いエリアで背負っている時間が長い場合は軽量なワカンに軍配が上がるかもしれないけどスノーシューの方が性能は高い。重い?お前は何の為にULを意識してるんだ?の問いに今なら迷いなくこう答えるだろう。

”スノーシューを担ぐ為であります!” 

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ワカンで一人奮闘中のクロちゃん。疲労の色が顔に滲む。頑張れ!

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水を得た魚の様、とはこの事か。ハンハン登る!

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ズッカも登る!

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ニゴちゃん登る!

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ビビちゃん休む!

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スノーシューに履き替えてからは確実にペースが上がった。振り返ると八ヶ岳の全貌が見渡せる。独立峰だけに高度感があって気持ちいい。

急登を詰めると植生がかわり始め次第に森林限界を超えていく。

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岩混じりの雪面をトラバースしながら標高を上げていく。

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蓼科山頂ヒュッテが見えてきた。

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蓼科山頂ヒュッテ到着。雲が多いけど独立峰だけに景観が素晴らしい。

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山頂でNULサインの打ち合わせ。詳しくはここを。

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山頂で遊んでいる間にクロちゃんの荷物が山カラスに持って行かれるという事件もあったが、こんな山頂にカラスがいるのには少し驚いた。山カラスはクロちゃんのピナクルからバナナバウムだけをくすね、大空へ羽ばたいていった。

歩き始めが遅かったので時間は貴重だ。下の写真の右端の向こうまでは歩き通さなければならない。下降点を探しに山頂を回り込んだ。

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北側斜面の斜度がキツい為、尻セードで降る事になった。角度がキツい。止まらない。怖い。一人一人降りていく。

その時の模様はクロちゃんの動画のリンクを貼っておきます。 


森林限界の手前まで尻セードで下り体に付いた雪を払う。森の中を北東目指して進む。途中で寄った蓼科山荘で開荘準備中のスタッフの方から”この先は雪深くトレースもない。大河原ヒュッテまでは大変だと思うから今夜はここで泊まっても良い”と言って頂いた。しかし迎えに来てもらう帰りのタクシーとの待ち合わせ時間との兼ね合いで少しでも先に歩を進めておきたかった。それなのでご好意は辞退して先に進む事にした。ご好意ありがとうございました!

 

前掛山方面に向けて進む。地面より約1.5m上を歩いているので木の枝が顔の高さという事になる。トレイルを外しているわけではないけど薮を漕がなければならない事を初めて体感した。

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もちろんここまでトレースは無い。

 

初めてのスノーシューウォークでさすがに披露も溜まってきた。昼前から歩き始めて約6時間。リミットの18時を超えても大河原ヒュッテには到達できなかったのでビバーク適地を探しながら歩くことにした。森の切れ目を下った所に適当なフラットを見つけたのでここを今宵の寝床と決め荷を解いた。

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14時以降、誰とも合わなかった。確かに蓼科山荘のスタッフが言っていたように積雪はかなり深い。スノーシューを履いていても又近くまで埋まることも多々あった。僕らはスノーシューの浮力のおかげで地上より1.5m上の雪面を歩き通す事が出来た。唯一のワカンで歩いていたクロちゃんは大変だったはず。一番最後でスノーシューの踏み跡をトレースして歩いていても埋まったりしていた。

今日はスノーシュー無しでは成立しないハイキングだった。スノーシューが無ければ行けない場所。いや行けない事もないだろうけどどの位の時間を要するのだろうか。とにかく今日はスノーシューの威力をまざまざと見せつけられた一日だった。

 

バックパックを下ろして一息付いていると日が沈んだ。森の中は急速に闇が訪れる。上空で風の音が強くなった。暗くなる前に急いで寝床を作らなければ。

続く。

 

Night Time Is The Right Time / Creedence Clearwater Revival 

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コメント

お誘いいただき本当ありがとうございました。
初めてのグループハイク、とても楽しかったです♪
スノーシューは未体験なのですが来シーズンは手に入れておかないといけないなと思います...
ヒールリフターは是非体験してみたいと思います。

これはまたナイスなスノーハイクですなー。ビバ!ヤングジェネレーション!

kuroちゃん、どうもです。

本当に楽しかったね。
オシャレ捨ててモツにネギぶち込んでた時にクロちゃんの本気を感じたよw
来年はスノーシュー買おうね。

KMDがコメントくれるなんて夢にも思っていなかったjackieboyslimです、こんにちは!

いやー若いヤングの熱気でムンムンでしたよ!
といっても僕も今年で41ですけどね。
そうそう、RODのラン&キャンプセッション。キャンプ部門のエントリーシート早く送ってくださいね。

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